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フォーラム2015古代ペルシアからの贈り物の結果報告

[2017年3月9日]

ID:61

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お知らせ

奈良県立大学ユーラシア研究フォーラム2015 古代ペルシアからの贈り物-「ゾロアスター教」と奈良の文化-

平成27年10月17日、国内外から第一線の研究者等をお招きし、フォーラムを開催しました。
このフォーラムでは、「ゾロアスター教」をテーマに、ユーラシア各地に広がった古代メソポタミア文明と日本の国家の基礎となった飛鳥・奈良時代の文化の関わりについて、考古学、言語学、宗教学など多彩な分野からの研究報告と意見交換が行われました。

北岡理事長の写真

開会挨拶(北岡理事長)

まず、ゾロアスター教についての基礎的な知識を深めるため、慶應義塾大学言語文化研究所の青木健氏より、ゾロアスター教の名称や起源、特徴、時代の変遷に伴う変化など、「ゾロアスター教の概要」についてご説明頂きました。

青木 健氏の写真

青木 健氏

次に、ゾロアスター教の神官・パルヴェーズ・バジャーン氏により、ゾロアスター教の祭式の拝火のための儀式と、ゾロアスターの時代より続くアヴェスター語による「ガーサ」を唱えるというパフォーマンスを頂き、教義についての説明を受けました。

パルヴェーズ・バジャーン氏の写真

パルヴェーズ・バジャーン氏

再び、青木氏により、ゾロアスター教・イラン文化の日本渡来についての従来研究についてご紹介頂きました。

基調講演では、ドイツのトルコ・イラン歴史的建造物研究所研究部長のディートリヒ・フーフ氏より「ゾロアスター教の思想/拝火神殿/葬送儀礼について」というテーマで、多数のスライドを交え、ご説明を頂きました。

ディートリヒ・フーフ氏の写真

ディートリヒ・フーフ氏

専門分野別講演として、イラン出身でドイツのボーフム大学宗教史研究所フェローのキヤーヌーシュ・レザーニヤー氏からは、「非イラン地域におけるゾロアスター教の研究-その可能性と課題-」について、タジキスタン共和国・考古学アカデミー研究員のボボムッラ・ボボムッラエフ氏からは、「中央アジアにおける考古学上の最新成果」について、中国の上海社会科学院宗教学研究所所長のヤン・ケイチャー氏からは、「1840年以降の中国におけるパールスィーの『離散』」について、奈良県立橿原考古学研究所所長の菅谷文則氏からは、「日本へのソグド人の来航とゾロアスター教」について、それぞれ専門分野の最新の研究内容のご報告を頂きました。
キヤーヌーシュ・レザーニヤー氏の写真

キヤーヌーシュ・レザーニヤー氏

ボボムッラ・ボボムッラエフ氏の写真

ボボムッラ・ボボムッラエフ氏

ヤン・ケイチャー氏の写真

ヤン・ケイチャー氏

最後に、10月15日~10月16日に行った明日香村の石造物遺跡や奈良市内のお寺の視察についての感想や奈良との関わりの可能性について、海外からの参加者にご発言を頂きました。

フォーラムのまとめとして、東大寺長老の森本公誠師にご登壇頂き、全体の総括をして頂きました。

森本公誠長老の写真

森本公誠長老

約120名の方々に聴講いただきましたが、みなさん、最後まで熱心にメモをとるなど、興味深げに聴講しておられました。

このフォーラムの模様を詳しくまとめたものを作成する予定ですが、詳細はまたお知らせいたします。

お問い合わせ

奈良県立大学 ユーラシア研究センター
電話: 0742-93-7245 ファックス: 0742-93-7391

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