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奈良県東部中山間地域における工房街道づくり

[2017年1月26日]

ID:208

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元気のある大学 奈良県立大学REVIEW

本学では学生が積極的に地域に出かけ、地域づくりの実践を体験しながら学んでいます。
実践的な体験や参加を通して、学生自身が地域創造について考えることを重視しています。
このページでは、本学学生が学び、体験し、実践参加する地域創造の事例を紹介しています。

review2 奈良県東部中山間地域における工房街道づくり

奈良県立大学 村田 武一郎 教授

取組の概要

きっかけ

奈良県東部中山間地域は、日本のふるさと的な景観を今に伝えており、連綿と引き継がれ、優れた技術をもって発展してきた伝統産業や地場産業の工房が数多く立地する。また、様々な分野のデザイナーや芸術家が移住し、工房をかまえている。
この地域を、多くの工房が立地する生活文化豊かな「工房街道」として、都市住民に認識してもらうことができれば、また、質の高い生活・空間演出用工芸品等を各工房において来訪者に提供できれば、「何度も訪れて地元住民と信頼ある交流関係を築き、来訪するたびに満足を持ち帰る観光交流地」として発展していくことが可能であると考えられた。

活動内容の要約

活動内容の要約一覧
時期活動内容
2006年秋工房立地調査開始
2007年2月奈良のむらづくり協議会を設立し、工房街道事業に着手
2007年7月「奈良のむらづくり-来訪者との間に信頼関係が醸成され、地域の自律発展につながる観光・交流の創出」が国土交通省「観光地域づくり実践プラン」に選定される。
2008年2月日本計画行政学会第12回計画賞受賞
2008年8月工房街道推進協議会を設立
以降、工房街道推進協議会と奈良のむらづくり協議会の協力により事業展開
2009年2月高速道路交流推進財団「第3回観光資源活用トータルプラン」優秀賞受賞
2009年7月地域総合整備財団から「工房街道情報システム構築事業」の助成金を得る。
奈良県東部地域の11市町村と工房街道推進協議会の共同事業として実施(2年間)
2009年8月国土交通省「近畿圏広域地方計画」に「奈良の工房街道」が記載される。
2010年4月工房作品の展示・販売、ものづくり体験など工房街道の拠点として吉野・三茶屋開設
現在PR作戦の展開と交流イベントの開催、工房街道の拠点の運営、情報システムの充実、工房街道ブランドの開発などの事業を進めている。

※学生たちは、来訪者ニーズ調査と新事業の提案、バスツアーの企画など工房街道地域への来訪者拡大作戦に協力している。

成果・効果

  1. 工房街道地域の認知が拡大し、都市住民が訪れ、工房主との人的交流が行われている。
  2. 国土交通省、日本計画行政学会、高速道路交流推進財団、地域総合整備財団など、広範に評価を得た。一方、関係市町村においても、広域連携の重要性の認識が高まり、民間組織と連携した観光交流の推進が図られるようになっている。
  3.  学生とっては、地域づくりに関する貴重な体験が得られている。

大学として特に工夫した点

地域の人たちとの信頼関係を基本としつつ、地域の人々が不得意とする役割(企画・計画の立案、広域連携関係づくり、広域的評価の獲得など)を提供することが必要である。

今後の課題

  1. さらなる認知の拡大と来訪者数の拡大、来訪者と地域の人々との信頼関係づくりの強化
  2. 学生にとっては、活動費の継続獲得(交通費・宿泊費の負担が大きい。)
  3. 次のゼミ生への引き継ぎ

イメージ図

工房街道地域の立地工房の分類の画像

工房街道地域の立地工房の分類

企画調整会議の様子

企画調整会議の風景

ものづくり体験教室の様子

ものづくり体験教室

交流会の様子

市民と工房・農業者による"ほんもの"づくり交流会

お問い合わせ

奈良県立大学地域交流センター地域交流室

電話: 0742-93-7022

ファックス: 0742-93-7369

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